あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

かんじた縄文時代♪ - 名古屋市博物館

いや~、かんじたよ、「かんじる縄文時代」と題した名古屋市博物館の展覧会。ただ、石器やら土器やらをならべて、むづかしい解説がついとる、っちゅうだけじゃなくて、ちゃんと縄文ってやあどういう時代だったか!ってっことを説明せえとしとる。できるだけだれにでもわかるやさしいことば、つかってね。

3,000年まえの遮光器土偶 20141223_122736 かんじる縄文時代 - 名古屋市博物館

見学の最中、メモのつもりもあってフェースブックにほの内容を投稿しといただけど、こんかいほれらをまとめてのせてみるよ。うん、縄文時代ってこんな時代だっただ。

めをひく土器

どきどき。4,500年まえの火炎がた土器。3,000年まえの遮光器土偶。これだて。名古屋市博物館にかんじる縄文土器展みにきたわ。

20141223_144633 4,500年まえの火炎がた土器
20141223_144755 3,000年まえの遮光器土偶

5,000年まえの土偶つきふかばちなんてのもある。はちのくちのとこに、土偶がこしかけとるわ(^_^)

20141223_145349 5,000年まえの土偶つきふかばち

豊田市水汲遺跡の6,000年まえのふかばち、でかっ!

縄文時代ってどんな時代

めをひくのは展示品ばっかりじゃない。縄文へのおもいをかきたてる、こんな文章も掲示されとる。

「たべるものをえるために動物をかり、植物をさがす。ほのための道具をつくる。道具をつくるための材料をさがす。いえをづくり、すむ。なくなったなかまをほうむる。縄文人のいきたさまざまなばめん。現在につながるいきる知恵。ひびのどこかに縄文をかんじることはあるだらあか」

土器と石器についても、じょうずに説明してある。

縄文時代の道具ばこ - 土器と石器」
縄文時代の遺跡からみつかるものっていやあ、ほとんどがこのふたつです。にほんのつちは、動物のほねやつの、きがくさりやすい酸性のつちだで、くさりにくい土器と石器しかのこってないことがおおいでです。 しかし、縄文人の道具はいしでつくったものだけではなく、ほねやつのなどの材料もつかいました。こうした材料でつくった部品をくみあわせてくらしの道具をつくっとったです」

「石鏃(せきぞく)とゆみや」
「ながさ2センチほどのちいさな三角形の石器。縄文時代の遺跡からはかならずっていっていいほどみつかる縄文時代を代表する石器です。この石器は石鏃ってよばれてます。鏃は1字でやじりってよみます。やのさきのつきささる部分のことです。 ゆみややは、くさりやすい材料でつくられとるでみつかることはありませんけど、このちいさな石器が、縄文時代にゆみやがひろくつかわれとったことをおしえてくれます」

うーん、こどもむきにやさしく解説してあるでいいわ♪ あ、となりにふゆやすみの研究できたこどもがきた!

むかしのナイフがいしさじだ。つまみがあるぞ。おこのみやきのへらみたいだな。ほんなにおおきくないけど。

ネックレスのたまにするいしにあなあけるのを石錐(せきすい)っていうか。セキスイハウスじゃないぞ。ワインのせんぬきみたいにT字がただ。

おのを磨製石斧(ませいせきふ)っていう。直径18センチのかしのきも、10分できりたおせるげな。オーノー!

地面をほるスコップが打製石斧(だせいせきふ)。
ほかに、くだいたりすりつぶしたりする石器もある。

有舌尖頭器(ゆうぜつせんとうき)ってのほ縄文のはじめごろだてけにあらわれる、やりさきとしてつかわれた石器だげな。ジェット戦闘機じゃない。

すまいとおはか

ゆかに、縄文時代のたてあな住居あとの輪郭を実物どおりのおおきさにかいたものがある。はしらも再現してある。瑞穂遺跡のもので、これが縄文時代のいえの平均的なひろさだげな。四畳半ぐらいか。

20141223_133028 瑞穂遺跡たてあな住居あと再現

きまったとこにすむようになったら、こんどはきまったとこにほうむるようになる。縄文時代には、ほったあなに直接なくなったひとをいれる土こう墓(どこうぼ)(こうは土へんに広)や、土器のなかになくなったひとをいれる土器棺墓(どきかんぼ)がおおくみられるって。

20141223_141107 名古屋市牛牧遺跡土器棺墓再現

名古屋市牛牧遺跡の3,000年まえの土器棺墓(どきかんぼ)が再現してあるよ。となりには、名古屋市玉ノ井遺跡の3,000年まえのひとのほねもある。なんまいだぶつのない当時、なんていっておまいりしたのか。

たべもの

どんぐりが当時の主食だったのかな。地下水のながれるとこに「どんぐりだめ」をつくって、どんぐりのしぶみをとるためのみずさらしをかねて、どんぐりを保存しとったって。豊田市の寺部遺跡じゃあ、60こ以上もどんぐりだめがみつかったげな。

縄文時代のかりは、おもにいのししとしかだったげな。いまでも「いのしかちょう」っていうよね。氷河時代ににほん列島にすんどったナウマンゾウや野牛は16,000年まえに絶滅したげな。

縄文土器

縄文土器のかたちについてこんな説明がある。

「はじめのころの土器は、にたきに適したバケツのようなかたち、イコール「ふかばち」だけでした。13,000年以上のながいあいだ、土器はなべとしてつかわれつづけたけど、ほれ以外のやくめももつようになっていき、時代がすすむにつれて、かたちの種類がおおくなっていきます」

市川市姥山貝塚(うばやまかいづか)の5,000年まえのふかばち、あり。くちのまわりの造形がいかにも縄文だ。

20141223_141218 市川市姥山貝塚 - ふかばち

ちいさなかごみたいな土器あり。豊田市大砂遺跡(おおすないせき)の5,000年まえのつりて土器だけど、装飾をほどこした、おおきなとってが、ラグビーのあたまかぶりにみえて、おかしい。

20141223_142233 豊田市大砂遺跡つりて土器

東北地方の3.000年まえの注口土器(ちゅうこうどき)っての、なかなか精巧だわ。ふたがなくて、そそぎぐちがみじかいきゅうすってかんじだけど、縄文の躍動感はしっかりもっとるのがいい。

20141223_144410 東北地方注口土器

おおいにこころふるわせ、おおいに感心して、会場をあとにした。

20141223_145521 愛知の縄文遺跡 - みぢかないせき

(さんこう)