先月2014年5月18日は世界博物館のひだって、安城市歴史博物館で10時半から学芸員による常設展示の無料ガイドがあるってことで、いってきた。
ガイドがはじまるまえにひごろの疑問をぶつけてみる。
「展示品ってなんでさつえい禁止になっとる? 写真にとってブログとかにあげたいひともおおいとおもうだけど」
「かりものの展示品が問題なのです。ただ、展示品をさつえいしたい!っていうこえはおおきく、『さつえい禁止のものだけ、ほういう表示をする』っていう方法もあるので、検討の余地はあります」
うん、ぜひ検討してほしいもんだね。
ほじゃ、ガイドのはじまり、はじまり~。
まずは、いりぐちのみぎのかべにはってあるでっかい地図。愛知県を中心にしたこの地方の地図なだけど、じつはこれ、ぬのでできとって、開館当時は貴重なもんだったとのこと。
つぎに、人面文土器(じんめんもんどき)。亀塚遺跡から出土したもんだけど、かおにいれずみのある人物が完全なかたちでかかれた土器はきわめてめずらしいとのこと。ほー。
ほれから、安城御影(あんじょうごえい)。親鸞聖人のもっともふるい肖像画のひとつが、安城につたえられとったっていう。トレードマークはえりにまいたマフラー。
安城御影
また、安城村のふるいえず。なんにもなきゃ、ふ~んってとおりすぎちゃうようなもんだけど、地図のここがなに、あそこがなにって解説がつくおかげで、よ~うわかる。範囲はいまのJR安城駅を中心としたひろい範囲にわたり、いまの安城町から新田町(しんでんちょう)、池浦町(いけうらちょう)、横山町(よこやまちょう)などにまたがる。いまの西尾、東尾以外は原野で、ところどころにあるためいけのまわりにすこしだけたんぼがある。
近代にいってみのがせんのが「1940年安城駅周辺のまちなみ模型」。いや~、これはなつかしいにもほどがある。
1940年安城駅周辺のまちなみ模型
おわりに、ラジオ普及率全国1位記念のつぼ。NHKがくれたもので、当時の安城町が多角的農業でさかえとったことをものがたる。
予定の1時間をこえる熱血解説に感激。こちらの質問にこたえてくれるってのもうれしい。うん、じぶんひとりでみる100倍、ようわかったわ。ざんねんだったのは参加者のかず。たったの3人だっただよ。まっと宣伝せにゃ。いや、これからきっとこういうガイドをふやしてくれるってしんじるよ。
(さんこう)