サガン昇格とグランパス - あきひこのいいたいほうだい

九州に鳥栖（とす）ってとこがあって、ほこにサガン鳥栖っていうサッカーチームがあるだけど、ことし 2部リーグで上位 3チームにはいって、来年から 1部リーグにあがってくることがきまっただげな。


ゴールキーパー赤星（あかほし）に 1部リーグいきの「かたみちきっぷ」をわたすサガン鳥栖サポーター（12月みっか、鳥栖市のベストアメニティスタジアム）（時事通信）	鳥栖市内をはしるサガンカラーの路線バス（あさひ）

ことし 8月から市内の路線バスで、サガンカラーのバスをはしらせてきたかいもあるってもんだね（＾_＾）

「全員守備」から悲願の昇格
〜最少予算で 1部リーグ定着を〜

2部リーグが新設された 1999年に参加した 10チームのうち、ゆいつ昇格を経験しとらんかったサガン鳥栖。今季 2位に躍進し、1部リーグへのきっぷをてにした。クラブＯＢのユンジョンファン（윤 정환）監督のもと、全員守備から攻撃リズムをつくる戦術が浸透。かつての経営危機をのりこえ、悲願を達成した。

グランパス時代の
豊田陽平

今季は満足な補強ができんままはじまった。ユンジョンファン監督は「チームメートのために」と意識改革につとめ、現有戦力で戦術を成熟させることに没頭。得点王となったフォワード豊田陽平（とよだようへい）の活躍もあったけど、イレブンは「すごい選手がおったわけじゃない」とチーム一丸を強調する。

勝負づよさはひかっとった。2部リーグの 20クラブでゆいつ連敗がなく、8月じゅうよっかの鳥取戦からは 16戦無敗。シーズン途中からキャプテンマークをまいたミッドフィールダー藤田直之（ふじたなおゆき）は「うまくきりかえができ、精神面でつよくなった」と評する。

新鳥栖駅周辺地図

クラブがあゆんだみちのりはけわしかった。前身の「鳥栖フューチャーズ」解散をうけて 1997年に発足したけど、2003年には深刻な経営難でリーグ退会の勧告をうけた。現在の運営会社にかわって 2005年には経営がもちなおしたけど、去年の営業収入は 8億円あまり。2部リーグのクラブでも平均にみたん現状だ。

来季の予算は 10億 8千万円とみこむけど、これは 1部リーグ平均の 3分の 1。1シーズンで降格したアビスパ福岡とほぼおんなじ規模だ。専用グラウンドもなく、練習環境や戦力補強に不安はのこる。ほれでも竹原稔球団社長は、「1部リーグ最少予算でいきのこりをかける。絶対におちん」とちかう。ゆめはアジアチャンピオンズリーグ出場。1部リーグ残留、さらに上位進出をめざして来季へはしりだす。

2011/12/07 06:22 NG026 時事通信